陸上遠隔サポート技術の開発を実施

ニュースリリース

2022年7月15日

陸上遠隔サポート技術の開発を実施

 

株式会社SKウインチは国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 2021年度SBIR推進プログラムにおいて、「内航船の船員労務負荷低減と環境負荷低減を目指した陸上遠隔サポート技術の開発」が採択され、国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所と共同で開発を実施しました。

本事業では有限会社冨士汽船所有の199GTケミカルタンカー「りゅうと」(本瓦造船株式会社建造 スマートアシストシップ)に搭載された弊社製造のデジタル電動ウインチ(スマートデジタルウインチ)とナカシマプロペラ株式会社製造のデジタル電動スラスタを、一般社団法人内航ミライ研究会らとともに構築した高度化された船内ネットワークと船陸間通信を用いて、陸上から遠隔でサポートするための技術開発となります。

内航船舶の船員労務負荷低減と環境負荷低減を目指した陸上遠隔サポート技術の概念実証及び実現可能性調査を実施し、船内機器のセンシングと船陸間通信技術を組み合わせた陸上サポートシステムのプロトタイプを開発いたしました。

今後は、他船への展開や、より多くの舶用機器メーカーが参加できるよう、運航事業者や船員の要望を取り入れ、陸上サポートシステムの最適な運用方法やさらなる技術開発を進めていきます。